Lotus Notes/Dominoの開発の流れ

Lotus Notesでアプリケーションを作成する場合、ざっくりと以下の流れで開発を行います。

1. Notes DBを作成する
2. フォームを作成する
3. ビューを作成する
4. フォームやビューに動きをつける
5. バックエンドで動作するエージェントを作成する

1. Notes DBを作成する
 Notes DBと呼ばれる、アプリケーションの入れ物を作成します。Notes DBはOSからみると1つのファイル(拡張子nsf)になっています。
 Notes DB作成時は設計が何もない状態で作成するか、既存のアプリケーションの雛形(テンプレート)をもとに作成するか選ぶことが可能です。完全新規に作成するアプリケーションであれば空の状態で、既に似たようなアプリケーションがあり、それをカスタマイズするような開発の際にはテンプレートを元にNotes DBを作成します。

2. フォームを作成する
 ユーザーが入出力を行うための画面を作成するイメージです。Notesでは画面設計から行うことになりますが、データ設計は行いません。(画面設計時に設定した入出力項目に合わせて自動的にデータ設計がされるため)

3. ビューを作成する
 フォームを雛形としたデータがNotes DB上に格納されていくことになりますが、そのサマリー情報を表示するための画面を作成します。サマリーデータを表示する際に、ソートやちょっとした計算を行わせることも可能です。

4. フォームやビューに動きをつける
 Notesでは「保存」や「閉じる」といった、ユーザーのアクションを追加することが可能です。それ以外にも、文書を開いたタイミング、保存を実行しようとしたタイミング等のイベントを拾ってロジックを実行させることも可能です。

5. バックエンドで動作するエージェントを作成する。
 ユーザーのアクションのタイミングとは別に、定期的に実行したい処理を「定期エージェント」として開発することが可能です。定期エージェントは指定した周期でサーバーサイドで処理を実行します。

以上、大雑把にNotes/Dominoでの開発の流れを記載いたしました。このホームページでは実際のつくり方も紹介しておりますので、ぜひ一度お試しください。

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